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猫とネズミ
猫はやっとのことで干支争奪レースでだましたネズミを捕まえました。いまこそあの時の仕返しをするときです。
ネズミはあわれな声で言いました。
「すいません、猫さん、ほんの出来心だったんです。おわびに干支の一番の座を差し上げます」
「なに、それは本当か」
ネズミは続けます。
「さっそくですが新しい干支は猫から一字を取って『ね』というのはどうでしょうか」
「ははぁ」
「漢字は猫のもう一文字の読みをとって『子』というのはどうでしょうか」
「そいつは素敵だ」
猫は大喜びでネズミを放してあげました。
後日、猫はだまされたことに気が付いたので今日もネズミを追いかけています。
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