制作中・・・
一日一本ペースでのんびり作っております。
四つ葉のクローバー
ある子供がいつも優しくしてくれる母に贈り物をしようと思いつきました。どうしようかと考え、四つ葉のクローバーを探してプレゼントすることにしました。
原っぱを数時間探してようやく一つ見つけました。喜んで持って帰ったのですが、母はまだ帰ってきていないようでした。父に四つ葉のクローバーを見せてお母さんにプレゼントするんだ、と言いました。
「うーん、これは四つ葉のクローバーじゃないね」
どういうことでしょうか。葉っぱは四枚あるし、どうみても四つ葉のクローバーです。
「クローバーというのはシロツメクサの事なんだ。これはよく似たカタバミだ」
そうなんだ・・・なんだかがっかりです。
「いや、気を落とすことはないよ。このカタバミは・・・そうだ、一緒にシロツメクサの四つ葉のクローバーも探しに行こう」
それはいい考えです。二人で一緒にもう一度四つ葉のクローバーを探しに行きました。
同じくらいの時間がかかりましたが、今度こそ本当の四つ葉のクローバーです。
母が帰ってきたようです。早速シロツメクサを持って行こうとしたところ父がこっそりこう言いました。
「シロツメクサもカタバミも両方ともプレゼントするといいよ」
どうしてでしょうか。片方は本物ですが片方はニセモノです。よくわからないまま母に二本の四つ葉のクローバーをプレゼントしました。
母は二本ともとても喜んでくれました。どうして二本とも同じように喜んでくれたのでしょうか。母はカタバミの事を知らなかったのでしょうか。
理由はわかりませんでしたが、母が喜んでくれたので自分もとても嬉しく思いました。
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