制作中…
小さな白鳥
道標
オタフク山には2つの道があります。右の道を通っても左の道を通っても、同じ時間で頂上まで着きます。
ある時、いたずらものが右の道を指す道標を立てました。
どちらの道でも頂上にはつけるので特に問題はなかったのですが、なぜかオタフク山に登るものは皆、道標が立つ前よりも早く、楽に頂上までつけるようになりました。
右の道を選んだ者は「道標があるなら右が良い道に違いない」と足取り軽く右の道を進み、左の道を選ぶ者は「私は私が良いと思う道を進むのだ」と足取り強く左の道を進んだからです。
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