立体作家の葛藤

2021年3月27日土曜日

 制作中…

立体作家の葛藤
ある手芸作家さんの話。
その手芸作家さんは何か作品を作るときにはどんな作品にしたいか完成した姿を思い描き、そこに至る過程もある程度想定が出来上がってから作り始めます。
「でもね、どうしても最初に決めた通りにはいかないんですよ」
微妙に思った形にならなかったり、手触りがしっくりこなかったり。その形になるように、その手触りになるように一生懸命に作ったはずなのに。
しかし不思議なことに自分がかけた手間を超えていい色が出たり、素材の風合いがより良く感じられる事もあります。
頑張って育ててもうまくいかない部分もあれば親が目を見張るような成長を見せる事もあるそうです。
31/100の作り話



プロフィール

 

松原 俊之

 

小さな作り話作家。プロマジシャンでもありフォークアート作家でもあります。

朗読 カエルとチョウ

 

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