小さな子象
小さな子象は森のみんなと仲良しです。クマやウマ、羊たちと仲良く遊んでいました。
小さな子象は少しずつ大きくなっていきました。子象は仲良しのシカを見つけて嬉しくてかけ寄りました。その時、ほんの少し鼻が触れただけでしたがシカは突き飛ばされたかのように転んでしまいました。
まだまだ子象でしたが、周りの動物よりもずいぶん大きくなっていたのです。子象が軽くあいさつをしただけのつもりでも怪我をしてしまった動物もいました。
周りの動物は怖がって子象を避けるようになりました。
子象はどうしてみんなが仲良くしてくれなくなったのかわかりません。シクシクと泣き出してしまいました。
フクロウが飛んできて木にとまりました。子象に話しかけます。
「子象や。今のお前は周りよりも体も大きく、力もとても強い。もう今までと同じ方法では仲良しにはなれないのだ。今のお前がどうすればみんなと仲良くなれるのか考えなさい」
子象はみんながどうして仲良くしてくれなくなったのか分かりました。子象は急にかけよったり、強く触れることをやめました。大事なものに触れる時のように友達と会って遊びました。
今では子象はまたみんなと仲良しになりました。
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