飛び方
飛ぶことがとても下手なアカツバメがいました。
生まれたときから上手に飛べるほかのツバメたちをうらやましく思いました。
アカツバメは練習をしました。雨の日も風の日も一生懸命です。
秋。渡りの季節になりました。ツバメたちは暖かい南の島に行かなくてはいけません。アカツバメもみんなと一緒に飛んでいきます。
渡りの間、強い風や激しい雨の日がありました。ツバメたちはそんな日に飛んだことがないのでうまく飛ぶことができません。そんな日はアカツバメはほかのどのツバメよりも上手に飛ぶことが出来ました。
アカツバメはほかのツバメにも飛び方を教えました。おかげで皆いっしょに南の島まで渡ることが出来ました。
アカツバメは自分が飛ぶことがとても下手だったことを嬉しく思いました。
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