制作中・・・
一人の旅人がアカ国からアオ国へと長い旅をしました。道中は広い草原でどこにも体を休める場所はありません。
途中、遠くに木を見かけたので木陰で一休みしようとしました。しかし近くで見るととても小さな木でしたのでまるで日をさえぎってくれません。旅人はへとへとになりながら旅をつづけました。
20年後、その旅人が今度はアオ国からアカ国へと引き返す旅をしています。20年前のことを思い出すと広い草原を見るだけでうんざりしました。途中の小さな木は今回もまるで役に立たないだろうと思っていました。
しかし道中の小さな木はこの20年でとても立派な木になっていました。青々とした葉々は日を優しくさえぎってくれ、瑞々しい果実は旅人の体を癒してくれました。
旅人は元気よく旅を続けます。
0 件のコメント:
コメントを投稿