制作中・・・
フォークアート「カエルの三味線奏者」
樹齢の測り方
ホーじいさんは時々夕方に散歩にでかけます。近所の公園によった時の話です。
その公園には立派なクスノキが何本もたっています。普段は意識してみることはないのですがその夜はなんとなくクスノキが気になってクスノキの周りを歩いたり下から上まで眺めたりしていました。
いったいこのクスノキの樹齢はどれくらいなんだろう?切株の年輪からわかることは知っていますが切り倒すわけにもいかないのでホーじいさんはちょっとした疑問を抱えたまま帰宅しました。
仲良しのグエンさんとお茶をしていた時の事、ふと先日の疑問を思い出して物知りのグエンさんに聞いてみました。
「樹齢かぁ。正確に測るには幹に小さな穴をあけたり枝の生え方や数を数えるんだけど。おおざっぱでいいなら地面から1mほどの高さの位置で幹の周囲を測るだけでいい。cm単位で2.5で割った数字が大体の樹齢なんだ」
その日の夕方、ホーじいさんは早速巻き尺をもって公園に向かいました。
「ええっと地面から1mの高さで幹の周囲の長さを・・・」
4mぴったりでした。
「400を2.5で割ると・・・160。160年!?」
この木がホーじいさんが小さなころからあったのは知っていますが、自分の倍以上の年齢だったことに驚きました。
いままでそこにあることも忘れてしまうような木でしたが、その日散歩の時にはクスノキに会いに行くのも楽しみになりました。
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